関西国際空港は2012年8月21日、日本の空港で初の温度管理が出来る搬送具、ドーリーの運用を開始します。このドーリーは160センチメートルまでの高さの88インチ//96インチサイズパレット1枚、またはLD3コンテナー1台の搭載が可能で、20℃から25℃を約2時間、保持することができます。
関西国際空港ではこの搬送具の導入で、航空機と上屋間でも温度管理が出来るようになり、2010年9月30日から運用する医薬品専用共同定温庫「KIX-Medica」の利用とあわせ、空港内の完全な温度管理が実現します。
医薬品の航空輸送では、スピードと信頼性にあわせて重視される厳密で徹底した温度管理による輸送に応えるもの。「コールドチェーン輸送」「クールチェーン輸送」と呼ばれる取り組み、輸送方法の開発が世界的に注目されています。