EADSは2012年8月30日、エアバス・ミリタリがベトナム海洋警察にC212-400哨戒機の初号機を空輸したと発表しました。
初号機はスペイン・セビリアで製造され引き渡されたのち、昨年からスウェーデンのスカブスタでミッション・システムの搭載作業をしていました。
フェリー・フライトはアレハンドロ・グランデ機長と2人のコ・パイロットと2人のフライト・エンジニア、技術担当者により、スウェーデンからスロバキア、ギリシャ、エジプト、サウジアラビア、オマーン、インド、タイを経由して10日間かけてベトナム・ハノイのギア・ラム(ノイバイ)空港に到着しました。
ベトナムは3機のC212を発注しており、2号機はスウェーデンでミッション・システムの搭載作業中で、3号機も今年の年末までにはスウェーデンへ運ばれる予定です。
ベトナム海洋警察は同機を沿岸哨戒、捜索救難、公害監視、密輸取締りなどに使用します。