2010年のエアプサン滑走路誤進入-管制官が復唱確認せず、乗務員も誤認

2010年のエアプサン滑走路誤進入-管制官が復唱確認せず、乗務員も誤認

運輸安全委員会は2010年12月26日に福岡空港で発生したエアプサンとジャルエクスプレスの重大インシデントについて、報告書を発表しました。

当時、エアプサンの737-400型、機体番号(レジ)「HL7517」は離陸のため、滑走路34に向かいタクシング。ジャルエクスプレスの737-400型、「JA8998」は滑走路34への着陸許可を受けて福岡空港へ進入中の状況。「JA8998」は「HL7517」が滑走路34に進入したことから復行したもので、両機の乗客、乗員の負傷、機体への損傷はなかった。

報告書では、管制官から滑走路手前で待機するよう指示された「HL7517」の運航乗務員が、滑走路への進入許可を得たと誤認。さらに、管制官がその復唱内容を確認しなかったことから「HL7517」が滑走路に進入したとしています。

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