日立製作所、日本信号、山梨大学は2012年10月17日から、東京ビッグサイトで開催される「テロ対策特殊装備展'12」に爆発物探知装置を内蔵した搭乗券読取装置の「搭乗ゲート」の試作機を出展します。
空港はじめ、公共施設の安全強化を目的とした搭乗ゲートで、ICカード、携帯端末に付着した微粒子を採取、内蔵する装置で爆発物の有無を1、2秒で探知。1時間でおよそ1,200人の検査ができます。
飛行機の搭乗客が最後に通過する搭乗ゲートは乗客100名超が短時間に通過するため、従来の金属探知検査、X線検査は検査時間の長さが課題。この搭乗ゲートは検査時間が短く、ゲートを通過する乗客の流れを妨げることもないとしています。
将来的には、空港以外に駅、スタジアム、イベント会場などの入場セキュリティ機器への応用も考えられるとしています。