ニューヨークANGのLC-130が南極観測を支援

ニューヨークANGのLC-130が南極観測を支援

アメリカ空軍はニューヨーク州空軍(ANG)第109空輸航空団(109AW)のスキーを装備したLC-130ハーキュリーズ輸送機が、全米科学財団の南極観測年次支援のため2012年10月16日と10月17日、南極へ向かったと発表しました。

109AW LC-130ハーキュリーズ輸送機

2機のLC-130は11,000マイルを5日間かけて南極へ向かいます。10月から2月まで合計6機のLC-130と約120名のニューヨークANGの兵士が派遣され、兵士たちは30日から60日の派遣期間中、週6日間を12時間シフトで24時間の運用態勢を保ち、日曜も半日働きます。

109AWが運用するスキー装備のLC-130は、雪や氷に着陸できる唯一のアメリカ軍用機で、109AWは24年間にわたり南極での支援飛行を続けています。ニュージーランドのクライストチャーチからマクマード基地までC-17が輸送し、マクマード基地からはLC-130の仕事です。

109AWはマクマード基地をベースに350以上のミッションを予定しており、その半分以上は南極点のアムンゼン・スコット基地への人員や物資の輸送です。アムンゼン・スコット基地に届く物資の大半は109AWによるものです。

109AWは16週間の派遣期間中に約3,000時間LC-130を飛ばします。これはほとんどのC-130を装備するANG部隊の1年分に相当します。整備士はハンガーではなく雪と氷の屋外で機体の整備をするため、極低温下でのサバイバル訓練を必要とするほどです。

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