エアアジアのグループ会社、タイ・エアアジアが運航するバンコク/台北線は2011年3月25日以降、運休となる。同路線を就航するフルサービスの航空会社の激安価格戦略と航空燃料の上昇で、格安航空会社(LCC)が撤退するという珍しい例のようだ。
LCCとの戦いに勝ったのはKLMとエバー航空。バンコク・ポストは、この2社はほぼタダ同然の価格で対抗したという。また、各社が燃油サーチャージを値上げする中、航空燃料が上昇して1バレル130米ドルと、エアアジアが燃油サーチャージを徴収しないとするラインの1バレル100米ドルを上回っていることも原因だ。
タイ・エアアジアはこうした燃油価格の高騰もふまえ、バンコク/杭州線の就航を延期している。