宮城県は国土交通大臣に2012年10月24日、「仙台空港の経営改革に関する基本方針」をまとめ、手渡しました。東日本大震災からの復興のシンボル、またこのところ斬減していた旅客数の増加をめざし、一体的な空港運営を行う計画です。
仙台空港は3,000メートルと1,200メートルの2本の滑走路がありながら、旅客数、貨物ともこのところは減少傾向。航空系事業と非航空系事業の一体的な経営により、空港全体の集客力、収益力を高め、民間への運営委託を目指すほか、格安航空会社(LCC)の誘致、既存の航空会社の就航路線の維持・拡充の取り組みを行います。
この方針では将来、過去のピーク時の2倍に当たる旅客数の年600万人、貨物量は5万トンを目指しています。なお、LCCではエアアジア・グループが仙台空港に関心を示しています。