パネッタ米国防長官、2017年にF-35Bの岩国基地展開を明言

パネッタ米国防長官、2017年にF-35Bの岩国基地展開を明言

アメリカ国防長官のレオン・パネッタ氏が2012年12月18日、ワシントンのナショナル・プレスクラブで、アメリカの今後の国防方針について講演しました。アジア情勢について触れた中で、2017年にF-35Bを岩国基地へ展開すると明言しました。

パネッタ長官はアジア・太平洋地域の米軍再編を2020年までに終わらせたいとし、そのなかで日本に最新鋭の航空機であるF-22とMV-22を展開し、そして2017年にF-35Bを岩国基地へ展開させる準備をしているとしました。

F-35はアメリカ空・海・海兵の3軍が装備するため開発中のステルス戦闘・攻撃機で、海兵隊はAV-8Bハリアー、F/A-18A/Cホーネット、EA-6Bプラウラーの後継機としてSTOVL(短距離離陸垂直着陸)タイプのF-35Bを340機配備する予定です。2012年11月17日には初の実戦部隊となる第121海兵戦闘攻撃飛行隊(VMFA-121)グリーンナイツにF-35Bの1号機が到着、配備されました。

岩国基地には海兵隊の戦闘攻撃飛行隊が複数定期的に展開しており、F-35B飛行隊もこのローテーションに組み込まれると思われます。

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