カンタス航空は発注済みで国際線に投入する機材のうち、ジェットスター向けの787-8を1機について発注をキャンセルすると発表しました。これにより、787-8の発注済み機材は14機で、いずれもジェットスター向けとなります。導入は予定通り、2013年半ばです。787の発注キャンセル分はボーイングとの契約条項により、融通が利くためとしています。
カンタス航空では、ジェットスター向けの787の発注はA330の11機を機材更新し、さらに将来の拡大を見越して4機を追加するものでした。発注のキャンセル分はオプション権や現在の市場環境を勘案したものと説明しています。
また、現在の787の各種のトラブルに関しては、ジェットスターにも機材が導入されておらず、予定されている2013年半ばの導入時には解決されているだろうとコメントしています。
なお、カンタス航空は787の発注で、787-8、または787-9で合計50機を導入する権利を持っています。