豪ヴァージンによる豪タイガーの株式取得、公正当局が難色示す

豪ヴァージンによる豪タイガーの株式取得、公正当局が難色示す

ヴァージン・オーストラリアの親会社、ヴァージン・オーストラリア・ホールディングスはオーストラリアの格安航空会社(LCC)、タイガー・エアウェイズ・オーストラリアの株式60%を取得すると発表しましたが、オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)から懸念が示されています。ACCCの主張はオーストラリア国内線を運航する航空会社グループは、リージョナル航空会社を除き、カンタス/ジェットスター・グループ、ヴァージン・オーストラリア、タイガー・エアウェイズの3社で、これが2社・グループになると競争が減少するとしています。

また、ヴァージン・オーストラリアとタイガー・エアウェイズ・オーストラリアは、タイガー・エアウェイズの機材を2018年までに35機へ増やす計画も公表していますが、これについても市場活性化にはつながらないとの見方を示しています。

ヴァージン・オーストラリアはこうした見解に、反論するための準備をしていると発表したほか、オーストラリアでの競争は高まるとの声明をだしています。

なお、最終的なACCCの判断は2013年3月14日を予定しています。

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