エアバスは2013年3月26日、A350 XWBのテストフライト1号機、製造番号「MSN001」にロールスロイス・トレントXWBエンジンを2機搭載したと発表しました。あわせてハネウェルのHGT1700補助動力ユニット(APU)もツールーズ工場の施設で搭載しました。トレントエンジンはUTCエアロスペースから受領したもので、すでにヨーロッパ航空安全局(EASA)の耐空性要件を満たし、型式証明を受けています。トレントXWBエンジンはこれまでA380テストベットに搭載し、成熟度を高めています。
エアバスはエンジンとAPUの搭載で、「飛行」できる「航空機」として管制しているとしています。引き続き地上での試験を経て、エアバスでは試験飛行チームに引き渡し、さらに地上走行などを行い、夏にも初飛行を行うとしています。