アメリカ大統領専用ヘリコプター、再選定を開始

アメリカ大統領専用ヘリコプター、再選定を開始

アメリカ海軍は2013年5月3日、大統領専用ヘリコプター機種更新計画(VXX)の提案要求書(RFP)を発行しました。

アメリカ大統領専用ヘリコプターは、海兵隊が11機のVH-3Dと8機のVH-60Nを運用しており、大統領が搭乗する際は「マリーン・ワン」のコールサインで呼ばれます。VH-3Dは1974年、VH-60Nは1980年代に運用が始まり、両機種とも20年以上使用しているので後継機が必要になっています。

アメリカ海軍は2005年にアグスタ・ウエストランドEH101(現AW101)をVXXに選定し開発を進めましたが、度重なる要求変更によりコストが上昇し機体重量も増えたため、2009年オバマ政権により計画がキャンセルされていました。

航空大国であるアメリカの大統領が、ヨーロッパで開発された機体を専用機とすることに抵抗があったとの見方もありました。

試作機が6機と量産機17機が生産され、試作機のうちの4機と量産機の21機が運用される予定です。

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