海自US-2、金華山沖1,200キロの長距離レスキュー完遂

海自US-2、金華山沖1,200キロの長距離レスキュー完遂

海上自衛隊は2013年6月21日、海上保安庁より宮城県金華山南東方沖約1,200キロで起きたヨット遭難事故の救助要請を受け、厚木基地よりUS-2救難飛行艇、P-3Cと4機の航空機を出動させ、ヨット「エオラス号」の乗員2人を無事救助しました。

ヘリコプターの航続距離では届かない長距離の海難救助は、US-2救難飛行艇の特徴を発揮する場面ですが、波の高い外洋での離着水は大変な危険を伴います。海自クルーは、一度は着水を断念しながら、7時間半にもおよぶ救難ミッションを完遂させました。

海上自衛隊の主な対応状況は以下のとおりです。

■海上自衛隊 金華山南東方沖での救助活動
10:00 第2管区海上保安本部長から航空集団司令官に対し、災害派遣要請
10:49 第4航空群のP-3C 1機が離陸。
11:39 第31航空群のUS-2 1機が離陸(波高が高く帰投)。
15:05 第4航空群のP-3C 1機が離陸。
15:08 第31航空群のUS-2 1機が離陸。
18:14 上記US-2が乗員を救助。
22:30 厚木航空基地にUS-2が到着。
22:40 撤収要請。

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