UPSのA300-600F「N155UP」、米アラバマ州バーミングハムで墜落

UPSのA300-600F「N155UP」、米アラバマ州バーミングハムで墜落

ユナイテッド・パーセル・サービスのUPS航空、A300F4-622Rの機体記号(レジ)「N155UP」が2013年8月14日、アメリカ・ケンタッキー州のルイビル国際空港を出発、アラバマ州のバーミングハム国際空港に着陸する際に失敗、大破しました。乗務員の2名が死亡しました。

このN155UPは滑走路18にアプローチ中に、その手前に墜落したもの。墜落は滑走路18の手前でしたが、アプローチ中に住宅街に一部の機体が落ちたと見られています。アメリカ運輸安全委員会(NTSB)が調査を開始しており、その発表では墜落する前に木に接触した後、地面に接触したことを明らかにしています。NTSBはすでにフライト・データ・レコーダ(FDR)、コックピットボイスレコーダー(CVR)も回収し、これらを手がかりに調査を進めます。

また、NTSBはこの機材の貨物についても関心を示し、包括的に事故原因を調査するとしています。

UPSはこの事故について、NTSBの調査へ全面的に協力していくとしています。エアバスもこの事故でコメントを発表。2003年に製造し、UPSにデリバリーされたもので、プラット&ホイットニーのPW4158エンジンを装着、約11,000飛行時間、6,800フライトを運航している機体と明らかにしています。また、A300-600Fは現在、104機が運航しているとしています。

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