ゼロエンタープライズ・ジャパン、零戦の里帰りプロジェクトを本格再始動

ゼロエンタープライズ・ジャパン、零戦の里帰りプロジェクトを本格再始動

ゼロエンタープライズ・ジャパンが2013年9月4日に設立され、零戦22型、機体番号「三菱第3858号」、現在の登録レジ「N553TT」を日本国内で運用する「日本への里帰りプロジェクト」を本格的に再始動すると発表しました。2009年にも取り組んでいましたが、金融危機の影響でいったん中断していました。

このA6M3はニューギニアで発見された機体を米国に移送し、プラット&ホイットニー製のエンジンを搭載したもの。現在はアラスカで、博物館に貸し出されていますが、このプロジェクトにより日本へ飛行してくると見られます。この零戦は映画「パール・ハーバー」で使用された機体でもあります。

ゼロエンタープライズ・ジャパンではN553TTを保有するアメリカのZero Enterprise Inc.と2013年9月中に業務委託契約を締結。零戦の「里帰りプロジェクト」の実行をはじめ、この機体を安全に保管し、良好な状態を維持できるよう適切にメンテナンスを実施します。また、日本国内からの問い合わせやレンタル、イベント参加、撮影利用などの窓口業務を実施します。

資金面では、飛行機、零戦ファンなどを中心にファンクラブを設立し、このクラブ運営を通じた資金、自治体などのイベントで年間5,000万円の売上を目標にしています。

2012年のチノ・エアショーではこの「AI-112」、所沢航空発祥記念館に来日したA6M5、機体記号(レジ)「N46770」とあわせて3機でフライト。これをエイ出版が「第二次大戦機DVDアーカイブ『零戦小隊』」で販売しています。

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