JALグループは2011年5月18日、この夏の電力需給が厳しい状況をふまえ、節電の取り組みを発表した。同社は2010年5月に環境保全の取り組みを推進する「エコ・ファースト企業」に認定されており、今夏の15%の節電に努める。安全性を確保しつつ、オフィスビルをはじめ、運航に関わる空港でも工夫するという。
具体的には空港の事業所、全事業所、社員・旅客の取り組みの3本柱。詳しくは下記のとおり。
1:空港事業所
・電力消費の大きい航空機整備は分散して実施
・成田空港の機内食調理施設では自家発電を使用
・機内客室で窓の日よけを降ろして空調に必要な電力を節減
2:全事業所
・事務所の室温を28度に設定し、クールビズ期間を拡大
・照明の間引き、PC、電化製品、エレベーターの適正運用など
・間接部門社員の勤務を分散
3:社員・旅客の取り組み
・夏休み期間の割引運賃の拡大、キャンペーンなどを通じて需要喚起と節電をうながす
・機内誌などで節電をよびかけ
・社員へ家庭での節電の情報提供