イギリス空軍ビクトリア十字賞受賞の英雄、カタリナ飛行艇と再会

イギリス空軍ビクトリア十字賞受賞の英雄、カタリナ飛行艇と再会

2013年9月9日、イギリス空軍ルーカーズ基地で開催されたエアショーで、第二次大戦で空軍ビクトリア十字賞を受賞した唯一の生存者、ジョン・クルックシャンク退役大尉が、かつての搭乗機カタリナと再開し、飛行を楽しみました。

クルックシャンク中尉(当時)は1944年7月17日、志願予備役パイロットとして、北大西洋を航行する船団をUボートから守るため、カタリナ飛行艇を飛ばしていました。

哨戒中Uボートを発見し攻撃しますが対空射撃で反撃され、クルーや搭乗機に大損害を生じました。クルックシャンク中尉自身、下肢に10箇所の貫通傷を受け肺に重傷を負いながら攻撃を続行してUボートを撃沈しました。

基地への帰路、経験の浅い副操縦士に操縦を任せられないため、モルヒネの投与を拒み失血に耐えながら5時間半飛行して浅瀬に着水、その場で倒れ機内で輸血を受けなければならない状況でした。

94歳になった今でも、燃料搭載量やスピード、パワーセッティング、搭載武装などの諸元を覚えているとのことです。

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