エアバス、2015年からシャークレット改良版提供へ 4%燃費改善

エアバス、2015年からシャークレット改良版提供へ 4%燃費改善

エアバスは2013年10月29日、2015年から主翼先端に装着する第2の翼「シャークレット」の改良版を提供すると発表しました。すでにジェットブルー航空など航空会社から200機分のシャークレット改良版の受注を獲得しているとしています。シャークレット改良版はA320とA319向けに提供され、A321向けは機能評価などを終えて改めて提供を行う計画です。

このシャークレット改良版は2015年10月から運航開始するA320neoでは標準装備となります。このため、装着できる機材はA320ファミリーの運航されている4,000機超が対象です。認定メンテナンスセンターでは、シャークレット改良版の装着に約13日で作業を行うことができます。

この改良版は高さ2.4メートルで、従来機と比べ4%の燃費改善を図ることができ、機体最大重量を450キロ追加、または航続距離を100海里延長することができます。さらに機体の寿命を長くするほか、航続距離を100海里延長でき、1機につき年間900トンの二酸化炭素排出を削減できます。

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