タイの格安航空会社(LCC)、ノックエアは2013年12月16日、シンガポールの格安航空会社(LCC)で長距離路線を運航するスクートと新たなLCCを設立することを発表しました。新会社はノックスクート(NokScoot Co., Ltd)で、ノックエアが51%、スクートが49%の株式を保有します。両社が合意の覚書を取り交わしました。
このノックスクートは中、長距離路線を運航するLCCで、ワイドボディ機材を使用して国際線を運航することを主力事業とします。エアアジアがタイに設立したタイ・エアアジア・エックスの対抗とみられます。
バンコクポストではこの発表前に、機材はスクートと同じ777-200を使用し、ドンムアンを拠点に日本、韓国、中国などに就航するとの観測記事を出しています。ノックエア、スクートとも今後、機材や就航路線を発表するとしています。
なお、ノックエアのパーティー・サーラシンCEOは「スクートとともに、ノックの存在を国外に拡大する機会を嬉しく思います。より多くの選択肢とより安価な価格を提供することが我々ノックの目標です」とコメント。
スクートのキャンベル・ウィルソンCEOは「タイはアジア屈指の観光地であり、また我々スクートが拡大しようとしていた拠点。ノックスクートではワイドボディ機材での中距離運航に際し、経験のあるスクートがノックをサポートします」とコメントしています。