ANAホールディングスは2014年1月10日、機内食についてクアラルンプールを拠点にするブラヒムズ・ホールディングス(Brahim's Holdings Berhad)と業務提携したと発表しました。「ハラール食」の提供と「和食」の技術指導、ノウハウ提供で相互に協力します。
イスラム教徒は全世界で約16億人で、全人口の約2割強を占めています。ANAではイスラム圏からの訪日需要の拡大を見据え、ANAグループのケータリング事業を担うANAケータリングサービスはブラヒムズから「ハラール食」の技術指導、ノウハウの提供を受け、ハラール認証の取得を目指します。
これにより、ANAケータリングでは「ハラール食」の品質向上、イスラム圏等の海外エアラインからのケータリング業務の受託拡大を目指します。また、ANA運航便でも「ハラール食」へ対応し、イスラム圏の旅客に対応します。
また、ブラヒムズもANAケータリングから機内食を通じて培った「和食」の技術指導、ノウハウの提供を受けます。また、ブラヒムズのグループ会社で、和風オリジナルカレーなどのイスラム圏での販売を行う支援も行います。