F-35Cの着艦フック問題が解決 10月には空母で試験飛行を開始

F-35Cの着艦フック問題が解決 10月には空母で試験飛行を開始

アメリカ海軍が艦上戦闘機として開発中しているロッキード・マーティンF-35CライトニングIIの着艦フックに関する不具合が修正され、2014年10月には実際の空母を使用した試験が開始されます。アメリカ海軍系のメディアUSNIニュースが伝えています。

F-35C CF-3は1月9日から16日まで、ニュージャージー州のレイクハースト海軍航空技術基地で、36回の着艦フック試験に成功しました。

F-35Cは着艦フックが跳ねてしまい拘束ワイヤーを捉えられない、艦載機としては致命的な問題が2012年に明らかになりました。ロッキード・マーティンと海軍はフック・ポイントの形状を直し、フックのホールドダウン・ダンパーを調整して、接地した際にフックが跳ねないように修正しました。

この試験の成功によりF-35C CF-3は、メリーランド州パタクセントリバー基地に戻され、地上での空母適合試験が3〜4カ月行われ、10月には実際の空母での試験が開始されます。当初の計画ではUSSニミッツ(CVN-68)が使用される計画でした。

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