三菱重工、民間航空エンジン部門で事業会社を発足 IHIからも出資協議

三菱重工、民間航空エンジン部門で事業会社を発足 IHIからも出資協議

三菱重工業は、2014年10月1日付けで民間航空エンジン部門を会社分割により移管すると発表しました。民間航空エンジンの事業会社を発足させ、営業、設計、製造から修理まで一貫体制を構築し、生産能力の拡充に向けた体制の整備と外部資金導入による資本力の強化をはかります。

新事業会社は、国際共同開発が主流となる民間航空エンジン分野で、パートナー会社としての役割を果たすため、営業、設計、製造、修理のすべての業務領域をカバーします。

生産能力の拡充は、IHIと生産協力関係を構築し、低圧タービンブレードの生産委託を行います。それにあわせて、新事業会社へ少額の出資を受ける方向で協議中です。また、資本力の強化では、日本政策投資銀行にも出資、融資を要請しています。IHI、日本政策投資銀行とは今後、具体的な検討を進め、すみやかに最終的な契約の締結を目指していきます。

三菱重工は1983年のV2500エンジン事業への参画以降、インターナショナル・エアロ・エンジンズ(IAE)、プラット&ホイットニー、ロールス・ロイスのエンジン事業に参画しています。

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