アームストロング船長の名が調査船に命名

アームストロング船長の名が調査船に命名

アメリカ海軍は、2014年3月29日、ワシントン州アナコルテスで、新しい海洋観測船(AGOR)の命名式を開催し「ニール・アームストロング」(AGOR-27)と名付けました。

ニール・アームストロング氏は、1969年7月21日に人類で初めて月に降り立った宇宙飛行士で、アポロ11号の船長を務めていました。朝鮮戦争へはアメリカ海軍のジェットパイロットとして参戦しています。

調査船ニール・アームストロングは、2015年1月にウッズホール海洋研究所へ引き渡され、半世紀近く使われたクノール(AGOR-15)と交代し、大西洋や西太平洋、インド洋の観測に使用されます。

クノールは、アポロ計画を立案したケネディー大統領の時代に建造され、1985年にタイタニック号を発見したので有名です。ニール・アームストロングも今後50年間調査活動に使用されるものと思われます。

海軍調査局(ONR)のマシュー・クランダー少将は「これ以上調査船に適した名前はない」としていますが、アメリカン・ヒーローにしては地味な船への命名のような気もします。

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