富士通は2014年5月14日、エアバス向けに「RFID Integrated Label」の商談を獲得したと発表しました。エアバスが製造する全ての航空機の製造段階から、主要な航空機部品にRFIDラベルを貼り付け、部品の個体管理、正確なトレーサビリティを実現します。富士通は、従来品と比べ、柔軟性や薄さを強化した新しいRFIDラベルをエアバスに提供します。
エアバスは2009年、開発中のA350 XWBの航空機部品に富士通のRFIDラベルを採用し、2012年10月には全てのエアバス機へ適用対象を拡大しました。今回の新しいRFIDラベルは、部品情報が表示されている銘板を、トレーサビリティ性の高いRFIDラベルに置き換えたものとなっています。
これにより、エアバスは、製造から整備までの正確なトレーサビリティができ、部品供給のリードタイム短縮、部品調達の削減、整備の効率化を実現することができます。