オリオン宇宙船、12月の打ち上げに向け最終組み立て段階に【画像】

オリオン宇宙船、12月の打ち上げに向け最終組み立て段階に【画像】

ロッキード・マーティンは2014年5月21日、オリオン宇宙船のクルー・モジュールに最も大きなヒート・シールドの取り付けが始まったと発表しました。2014年後半の試験飛行へ向けて、フロリダ州のケネディ宇宙センターで最終組み立てが進んでいます。

最初の試験飛行(EFT-1)は、時速2万マイル(約3万2,190キロ)で宇宙船が大気圏に再突入した際に生じる最大4,000度の熱と着水の衝撃から、クルー・モジュールをヒート・シールドが保護する能力を計測します。

EFT-1の打ち上げは2014年12月4日に予定されており今後は、クルー・モジュールとサービス・モジュールの合体と試験、クルー・モジュールへのバックシェル・タイルと前方ベイ・カバーの取り付け、デルタIVヘビー・ロケット2段目アダプターと結合、宇宙船への燃料注入、発射緊急脱出装置の取り付け、第37第37発射台への移動と作業が進みます。

オリオン宇宙船はスペースシャトル以降NASAが初めて取り組む有人宇宙船で、低コストな有人カプセル方式に回帰します。

オリオン宇宙船 クルー・モジュール

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