ユーカリ由来のジェット燃料、パース空港出発便の40%の排気ガスを削減

ユーカリ由来のジェット燃料、パース空港出発便の40%の排気ガスを削減

エアバスは2014年5月21日、オーストラリア原産のユーカリの木から製造したバイオ燃料について、旅客機の燃料として実用可能か検証する研究について良好な結果が得られたと発表しました。ヴァージン・オーストラリアなどと共同で実施している研究で、2012年から着手しています。

西オーストラリアのグレート・サザン地域で、ユーカリの栽培から航空ユーザーまで完全なサプライ・チェーンの実現可能性も調査しました。パース空港を出発する全ての航空便が、ユーカリ由来のバイオ燃料を使用すると、航空機の排気ガスを少なくとも40%削減することができる結果も得られました。

未来農業共同研究センター(Future Farm Industries Cooperative Recearch Centre)が発表したレポートによると、ユーカリから製造されたジェット燃料は、厳格な持続可能性の基準を満たしており、米国試験材料協会(ASTM)の調べでは航空機の商業運航に適しているとされています。

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