NASAの新型有人宇宙船オライオン、12月の試験打ち上げへ向け準備着々

NASAの新型有人宇宙船オライオン、12月の試験打ち上げへ向け準備着々

ロッキード・マーティンは2014年6月10日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の新型有人宇宙船オライオンの、クルー・モジュールとサービス・モジュールの結合を終えたと発表しました。12月に予定されている試験打ち上げに向け、準備が着々と進められています。

ロッキード・マーティン 新型有人宇宙船オライオン

オライオンはNASAとロッキード・マーティンによって開発が進められている宇宙船で、火星や小惑星に宇宙飛行士を送り込むことを目的としています。宇宙船は大きく、宇宙飛行士が乗るクルー・モジュールと、太陽電池やバッテリーなどの機械が搭載されるサービス・モジュールに分かれており、今回初めて両者が結合されました。今後、各種試験が実施される予定です。

ロッキード・マーティン 新型有人宇宙船オライオン 2

オライオンの初打ち上げは12月に予定されています。地球の周りを2周した後、大気圏に再突入、太平洋に着水する計画で、オライオンの電子機器や耐熱システム、パラシュートなどが設計通り機能するかが試験されます。

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