ボーイング、GPS-IIF 6号機の軌道上試験を完了

ボーイング、GPS-IIF 6号機の軌道上試験を完了

ボーイングは2014年6月25日、5月16日に打ち上げられた新しいGPS衛星、GPS-IIF 6号機の軌道上での機能試験が完了したと発表しました。

GPS IIF-6は、ボーイングのデルタIVロケットに搭載され、アメリカ東部夏時間2014年5月16日20時3分(日本時間2014年5月17日9時3分)に、フロリダ州のケープ・カナベラル空軍ステーションの37発射台から打ち上げられました。ロケットは順調に飛行し、衛星は高度20,200km、軌道傾斜角55.0度の軌道に投入されました。

GPS-IIFはカーナビなどでお馴染みのGPS(グローバル・ポジショニング・システム)を構成する衛星で、GPS衛星シリーズとしては第4世代に当たります。

旧世代機と比べると、搭載されている原子時計の正確さが上がり、より正確な測位が可能となっており、旧世代機との入れ替えが順次進められています。GPS IIF-6は、1993年10月に打ち上げられたGPS IIA-23と入れ替わり、運用に就くことになり、GPS IIA-23は予備機として軌道上に残り続けます。

ボーイングはアメリカ空軍から12機のGPS IIFを受注しています。次のGPS IIFの打ち上げは、2014年第3四半期に予定されています。

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