C-17の情報をY-20向けにサイバースパイ、中国人がアメリカで起訴

C-17の情報をY-20向けにサイバースパイ、中国人がアメリカで起訴

ボーイングC-17に関する65ギガバイトものデータを盗んだとされる中国人が、2014年7月10日、ロサンゼルスの連邦裁判所に起訴されました。ブルームバーグが報じています。

起訴された中国人は、2人の中国人と共謀してコンピューター・ネットワークに侵入してC-17のデータを盗み出し、そのほかF-22やF-35のデータも盗み出した模様です。

首謀者はカナダにオフィスを持つ航空技術会社のオーナーで、盗み出したデータは中国の企業へ高額で売り渡されたとのことです。中国で開発中の新型輸送機Y-20は、エンジンの配置や主脚にC-17との類似点が多く、盗み出されたデータが利用されたと見ています。

アメリカのオバマ政権は軍事情報以外でもiPhoneなどの情報が、中国系企業にサイバースパイされることに神経を尖らせています。

メニューを開く