エンブラエル、ファンボローでE2の客室モックアップ展示 【動画】

エンブラエル、ファンボローでE2の客室モックアップ展示 【動画】

エンブラエルは2014年7月14日、ファンボロー・エアショー会場で、開発中のEジェットE2のフルサイズのモックアップを展示している。現在のERJ-170、ERJ-190などERJファミリーの第2世代の航空機で、客室内を公開するのは今回が初めてです。設計はイギリスのデザイン事務所、プリーストマングード(Priestmangoode)」が手がけました。プリーストマングードはエンブラエル向け航空機では、リネージュ1000(Lineage 1000)も手がけています。

エンブラエルはEジェットE2でも、引き続きエコノミーで3席配列は行わず、窓にも通路にもアクセスができない中間席は設けない計画です。このコンセプトを堅持し、E2の新しいインテリアは、航空会社の運用効率を最大化し、乗客のニーズに合わせ快適で機能的な環境を提供するとしています。このため、標準のシート幅は18.3インチで、スリムシートを採用し、着席時は膝周りが広くとられています。

また、座席上部のオーバーヘッド・ビンは、現在のE-ジェットと比較すると約40%大きくなります。IATAが推奨する最大サイズの56センチメートル、45センチ、25センチサイズのスーツケースなどを収容します。

照明や空調は「パーソナルスペース」という概念を強化し、自動車産業から触発された人間工学的で直感的な操作ができる新しいコントロールパネルを導入します。あわせて窓を再設計し、自然光を多く取り入れることができます。

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