ボーイング、777Xの客室コンセプトを発表 競合機より15%大きな窓に

ボーイング、777Xの客室コンセプトを発表 競合機より15%大きな窓に

ボーイングは2014年7月15日、開発を進める777Xの主な客室コンセプトを決定したと発表しました。最も大きな特徴は胴体が競合機と比べ16インチ広く、18インチのシートを採用できるほか、15%大きい窓を採用するとしています。ファンボロー・エアショー会場で発表されました。

客室デザインはこれまでの777を基本に、787ドリームライナーの客室開発で採用した革新性を導入します。装備される窓は競合機と比べ 15%大きく、位置をこれまでより高くすることで多くの旅客が外の長めを楽しむことができるとしています。

客室は航空会社がそれぞれ各クラス別にカスタマイズできるようにし、各クラスが独立した雰囲気を演出することができます。また、787で取り入れた機内の湿度を高める技術を取り入れるほか、最新の空気浄化技術も採用し、乗客はいっそう快適に過ごすことができるとしています。機内照明も787で取り入れたLED照明を採用します。

エンジンでも、エンジンナセルを新たに設計することから、高バイパス比エンジンの採用とあわせ、客室での騒音が低くなるとしています。

ボーイングでは777Xに最先端のインテリアデザイン、技術をつぎ込むとしており、新たな乗り心地を提供できるとしています。ボーイングは777Xプログラムで、6社から300機の確定発注、コミットメントを獲得しており、2017年に生産を開始し、初号機の引き渡しは2020年を予定しています。

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