ノースロップ・グラマン、地球観測衛星向け展開式アンテナを納入

ノースロップ・グラマン、地球観測衛星向け展開式アンテナを納入

ノースロップ・グラマンは2014年8月13日、カナダ宇宙庁が開発中の地球観測衛星レーダーサット・コンステレーション・ミッション(RCM)に搭載される13本の展開式アンテナを、製造するマクドナルド・デットワイラー・アンド・アソシエーツ(MDA)に引き渡したと発表しました。

レーダーサット・コンステレーション・ミッションは、3機の合成開口レーダー(SAR)を搭載した衛星からなり、海上の船や、氷、油田などから油の流出や、災害や地球環境を観測することを目的としています。

このアンテナは同衛星に搭載される自動船舶識別装置(AIS)で使われるもので、船の識別や位置、航路、速度といったデータを受信します。アンテナは打ち上げ時には折り畳まれており、軌道投入後に展開されます。その際、わずか200ミリ秒での展開が可能です。

レーダーサット・コンステレーション・ミッション衛星は2018年に、3機まとめてスペースXのファルコン9 v1.1ロケットで打ち上げられる予定です。

Northrop Grumman's RADARSAT Constellation Mission antenna unit in deployed state

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