ボーイング、2018年に737を月産52機へ引き上げ

ボーイング、2018年に737を月産52機へ引き上げ

ボーイングは2014年10月2日、737の月間製造機数を2018年に52機に引き上げると発表しました。ボーイングは、シアトルのレントン工場での月間生産数は2010年に31.5機でしたが、2011年12月に35機、2013年6月から38機、2014年2月に42機まで引き上げています。さらに、2017年には47機に増やす計画も決まっています。今回の発表で、9年間で1.65倍に増加する事となります。

シアトル・レントン工場 737生産ライン

これにより、2018年以降は単純計算で年間624機の737が製造されます。これは航空機製造史上で過去最高の月産機数を更新します。

ボーイングは737は機材更新、路線拡大と目的に違いはあるものの、市場からの需要は大きいとしており、増産体制を整える事で、航空会社の要望に対応します。また、ボーイングでは引き続き、レントンで素晴らしい飛行機を作り続ける事が出来るとしています。

今後、20年間の予測では、単通路機の新造機需要は25,000機、金額にして2兆5600億ドルと見積もられています。

なお、開発中の737 MAXの初号機は2017年7月から9月の第3四半期が予定されており、737 MAX 9は2018年、737 MAX 7は2019年にそれぞれ初号機をデリバリーされる予定です。

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