エアバス・ヘリコプターズは2014年10月9日、中国に初めてヘリコプター救急サービス(Helicopter Emergency Medical Services：HEMS)用途のEC135を引き渡したと発表しました。ドイツのドナウヴェルト工場で納入式典が開催されました。
この機体は北京市赤十字の救急救命センター(999 Emergency Rescue Center：999 Center)が使用します。
納入されたエアバスヘリコプターはEC135 P2eバージョンで、緊急医療システムを装備した航空機です。中国の999センターから医師たちが1週間にわたりケルン近くのHEMSアカデミーで訓練を受けます。また、ヨーロッパの救急救命ヘリの運航会社に働きかけ、運航開始に向けた導入の訓練などを手助けしています。
なお、エアバス・ヘリコプターズは999センター、2015年第1四半期に2機目を引き渡しする予定で、さらに2機のEC145 T2についても覚書を締結しています。