ジェットスター・ジャパンは国内線で「平均的な価格から40%安い運賃を提供」すると表明、競合他社よりも10%ほど安い価格を提供する最低価格保証「プライス・ビート・ギャランティー」で、日本市場で新しい旅客需要を開拓する。2011年8月16日に東京都内で開催された記者会見でジェットスターグループのブルース・ブキャナンCEOがコメントした。
すでに就航を発表しているエアアジア・ジャパンやピーチ、スカイマークや日本に乗入れるLCCとの違いは「フルサービス・キャリア(の日本航空)とネットワークのコネクティビティ。成功の重要なカギになる」といい、国内線と国際線の接続、あるいはLCC同士の乗継ぎ、路線展開の利便性やネットワーク構築が重要になるとの考え。販売はオンライン、電話、コンビニ、旅行会社経由で販売、既存のジェットスターの日本での取り組みと同じだ。
路線展開の詳細は決まっていないが成田をはじめ、交渉が進めば関西国際空港にもベースを置く。国内では札幌、福岡、沖縄への運航、国際線は中国、東南アジア、フィリピン、韓国に就航する。ブキャナンCEOはA320型で運航、24機で運航できる規模になるまでが「第1ステージ」といい、さらに規模を拡大する考え。
なお、A320型24機体制の場合、24機が1機、1日1往復でも24便。ブキャナンCEOは路線就航のめやすとして「最大で4時間から5時間の距離で運航する」とコメントしており、1機あたり1日4便の運航が可能。このため、全ての路線が5時間の路線に就航しても1日あたり96便の運航規模になる。