エアバス、マイアミのトレーニング・センターに新しいA320FFSを導入

エアバス、マイアミのトレーニング・センターに新しいA320FFSを導入

エアバスは2014年10月29日、アメリカ・フロリダ州マイアミのエアバス・トレーニング・センター(ATC)で、新しいA320フルフライトシミュレータを導入しました。フライトセーフティー・インターナショナル(FlightSafety International)のシミュレーターで、アメリカ連邦航空局(FAA)からレベルD認定を受けた訓練機器です。

これにより、マイアミのATCにはA330/A340の2基、A320の3基のフルフライトシミュレーターとあわせて訓練を行います。

新しいA320シミュレーターは、60インチの電動モーションと電気制御、フライトセーフティーのVITAL1100ビジュアルシステムを搭載し、200度の視界をタキシング、離陸から着陸と、フライトに関わるすべての段階の環境を再現します。

エアバスはA320の販売が好調なことから、これに伴い2017年までにA320のフルフライト・シミュレーター訓練需要はおよそ70万時間に達することが予想されています。エアバスはこの新しいA320向けシミュレーターの導入で、フライト、メンテナンス向けの訓練需要に対応することができるとしています。

エアバスはマイアミの訓練センターを1999年に建設しており、このほかトゥールーズ、北京、ハンブルク、バンガロールにも同様の施設を運営しています。

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