カンタス航空と中国東方航空は2014年11月17日、オーストラリアと中国間の航空便で提携を強化すると発表しました。両社はオーストラリアと中国の規制当局への承認申請を提出し、2015年半ばにも共同事業を展開すると見込んでいます。
カンタス航空はすでにエミレーツ航空とオーストラリア/ヨーロッパ間で共同事業を展開しており、ワンワールドのアメリカン航空とはオーストラリア/アメリカ間で展開しています。中国東方航空とはこれらの共同事業と同様にオーストラリアと中国間での共同事業となります。
この契約はオーストラリアのトニー・アボット首相、中国の習近平主席が出席し、国会議事堂でカンタスグループのアラン・ジョイスCEOと中国東方航空の劉紹勇会長が調印しました。
カンタス航空と中国東方航空は新たなパートナーシップを通じ、ブリスベンとパース間など、オーストラリアと中国本土の上海間で新規路線を開拓するとしています。また、接続性を改善し、両社の旅客に多くの選択肢を提供します。
カンタス航空は2008年から中国東方航空とコードシェア提携を行っており、この関係をさらに高めることができるとしています。両社は行き詰まっているものの香港でジェットスター・香港の立ち上げでも共同出資を行っています。