東レ、石川工場で炭素繊維「トレカ」プリプレグの第2系列で生産スタート

東レ、石川工場で炭素繊維「トレカ」プリプレグの第2系列で生産スタート

東レは2014年11月14日、石川県能美市に増設した石川工場で、炭素繊維「トレカ」を使用した炭素繊維樹脂含浸シート「プリプレグ」の第2系列生産設備を稼働しました。11月10日から稼働し、11月14日には来賓約10名が参列し、設備のスタート式が執り行されました。

石川工場は、2009年7月に稼働したプリプレグの第1系列生産設備でボーイングの787向け、スポーツ、産業用途向けに「トレカ」プリプレグを生産しています。第2系列は、IT機器の筐体、自動車のボンネットやルーフなどの外板を生産しています。さらに、この施設では787向けのプリプレグ生産にも対応できる仕様となっていることから、今後の需要動向にあわせた柔軟な用途の対応が可能です。

東レグループは、「トレカ」プリプレグを愛媛工場、石川工場、アメリカ子会社のToray Composites (America), Inc.で生産しており、アメリカでは2016年1月に生産能力の増強工事を実施しています。

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