東京都、国の予算編成で羽田空港の機能強化を要求

東京都、国の予算編成で羽田空港の機能強化を要求

東京都は2014年11月18日、国の予算編成へ最重点事項の要求を明らかにしました。この中で、羽田空港の機能強化、国際化の推進を盛り込みました。

羽田空港機能強化と国際化では、D滑走路と国際線旅客ターミナルの供用が開始され、本格的な国際化が実現しましたが、2020年代前半に首都圏空港の空港需要全体が、現在計画中の空港容量の限界に達する見込みとなっています。このため、空港容量の更なる拡大、国際線の増枠による東京の国際競争力を強化を進めたいとしています。

すでに、技術検討小委員会による中間取りまとめで、都心上空を飛行経路とする案が提示され、都県市、政令市などの協議会が設けられ、具体化に向けた検討が進められていますが、関係自治体に正確な情報提供、丁寧な説明が必要としています。

こうした前提を踏まえ、昼間の空港容量について、国の責任で更なる拡大を図り、国際線の増枠を進めること、需要動向の変化をとらえ国内線を国際線に振り替えるといった国際線の増枠検討、夜間駐機場の拡充による拠点空港機能の強化、再拡張事業による国際線と深夜早朝時間帯の発着枠の有効活用、降雪など自然災害や不測の事態の対応力を高め、航空機離発着の定時性確保、安全確保に適切な対策を講じることを要望しています。

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