ロールス・ロイスは、イギリス・ダービーでA350 XWB向けのトレントXWBの生産拠点として設備を充実させています。A350のエンジンはトレントXWBのみで、40社、1500機以上に搭載される予定です。
およそ10年前にロールス・ロイスは、最新のワイドボディ機向けの新エンジンを開発することでエアバスにコミットメントし、2006年にエンジンの開発作業がスタートしました。2014年12月下旬にカタール航空の初号機にA350 XWBではじめて営業飛行の機体に装備されています。
このトレントXWBは、ロールス・ロイスのダービー組立、テスト施設の拡大でおよそ3000万ポンドを投資し、今後の顧客引き渡しに向けた生産体制の拡充に対応しています。今後、3年から4年でトレントXWBは、年間300基以上、営業日当たり1基のエンジンを生産する体制となります。数年はこの生産規模を維持し、ロールス・ロイスでは今後の数十年の収益を生み出すとしています。
ロールス・ロイスはこのエンジンに最新技術をつぎ込み、今後の同社の将来プログラムの基盤になるとしています。トレントXWBエンジンは、20,000以上の部品で構成され、多くのパートナーとの協力による商品となっています。