プリシジョン・エアクラフト・ソリューションは2015年1月6日、プリシジョン・コンバージョンズが手がける757の改修でウィングレット装備、非ウィングレット装備基とも、最大無燃料重量(Maximum Zero Fuel Weight:MZFW)を増加するアメリカ連邦航空局(FAA)からの承認を獲得したと発表しました。
MZFWは、主翼内に搭載する燃料を除き、搭載できる重量制限について定めたもので、MZFWを超える重量の搭載は燃料以外は認められないルールです。プリシジョンは今回、ロールスロイス、プラット・アンド・ホイットニーのエンジン共に200,000ポンド、およそ90,718キログラムに高めることが出来るようになりました。従来から12,000ポンド、約5443キロの重量増が可能になります。対象は製造番号のうち、ラインナンバー210以降が対象で、旅客機から貨物機への改修機が対象です。
MZFWの重量増により、航空会社は航空機の有効活用を図ることができます。また、対象となる航空機は1992年製造以降の300機超となることから、プリシジョンでも大きな可能性を秘めているとしています。