ブリティッシュ・エアウェイズは、2014年に新たに20機の航空機を導入し、保有機数は282機となっています。新機材20機の内訳は、787-8が4機、A380が5機、777-300が4機、A320が7機です。
このうち、747-400の一部を機材更新するA380は2014年までに8機を導入しています。2014年はロンドン発着でロサンゼルス、香港、ヨハネスブルグ、ケープタウン、シンガポール、ワシントン線に投入しており、2015年9月にサンフランシスコ線、2015年10月には1日2往復のマイアミ線に投入する予定です。
ブリティッシュ・エアウェイズ向けの9機目、機体記号(レジ)「G-XLEI」は2014年9月に初飛行しており、近くデリバリーされると見られます。さらにエアバスの生産計画では、2015年に1機がデリバリーされる見込みですが、ブリティッシュ・エアウェイズの計画では1機追加するのみで、状況が整えば2016年の早い時期に2機が引き渡しが可能になります。2016年中にもブリティッシュ・エアウェイズ向けの12機目が完成し、この引き渡しで発注済みの12機が全て導入される予定です。
また、新機材では787ドリームライナーも34機を発注しています。すでに8機を導入しており、ロンドン発着でトロント、ニューアーク、オースティン、ハイデラバード、成都、フィラデルフィア、カルガリー、チェンナイ線に投入されています。
長胴型の787-9は同社の初号機を2015年後半に導入する予定です。787としては2014年8月に導入した8機目の「G-ZBJH」を受領して以来の787となります。ブリティッシュ・エアウェイズは、このラインナンバー346の787-9の導入を皮切りに、2015年に787-9を5機、2016年にさらに1機と、787-9を6機続けて導入する計画です。
ブリティッシュ・エアウェイズはファーストクラスの詳細については2015年に発表する予定ですが、すでにこの機材にはファーストを装備し、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラスとなる見通しです。