2015年1月26日午前3時ごろ、アメリカのホワイトハウス敷地内に小型無人機が墜落するのをシークレットサービスが発見し、一時は封鎖措置がとられるなど、騒ぎになりました。
墜落したのは4つのローターで飛行するクアッド・コプターと呼ばれる無人機で、遊んでいた政府職員が名乗り出て無害なものであることが判明しました。オバマ大統領夫妻はインド訪問中で不在でした。
ワシントン・ポスト紙では専門家の意見として、「無人機は小さい機体だとペイロードが少なく、攻撃兵器として使うなら中世の投石機の方がマシ」と脅威度は低いとしています。
空撮などの用途に簡便な電動無人機の利用が急速に広まっていますが、麻薬の越境など犯罪に使用され始めています。犯罪やテロの道具となるのはもちろん、航空機との接触や墜落による地上被害など事故の危険性もあるため、速やかな法規制が求められています。