関西国際空港で初の787-9が飛来、スクートのフェリーフライトで

関西国際空港で初の787-9が飛来、スクートのフェリーフライトで

ニュース画像 1枚目:予定の2時より早着したスクートの787-9 初号機 9V-OJA
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予定の2時より早着したスクートの787-9 初号機 9V-OJA

スクートはシアトル現地時間2015年1月31日(土)、受領した同社初号機の787-9をペインフィールドからシンガポールまでデリバリーフライトを運航しました。ペインフィールドから関西国際空港を経由して運航したもので、関空では運航乗務員、客室乗務員を交代し、給油、各種機材チェックを行いました。

関西国際空港には2015年2月2日(月)2時到着の予定を5分早く着陸しました。この寄港は、関空での787-9飛来が初めてとなりました。受け入れた関空は、搭乗橋をはじめ各所でボーイング側と打合せなどを行い準備を進め、スクートの787-9、「9V-OJA」で初めて実機による停止線の位置、搭乗橋、給油などを確認しました。

ニュース画像 1枚目:関空で機長が交替。女性機長からスクート運航部長の機長へ
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関空で機長が交替。女性機長からスクート運航部長の機長へ

スクートのキャンベル・ウィルソンCEOは、関空の利用について「新しい空港に離着陸する機会はいつもエキサイティングな経験です。今回の関西国際空港の寄港も素晴らしいスタッフに迎えていただきました」とコメントしています。スクートでは関西国際空港への就航を2015年下期以降に計画を明らかにしており、ウィルソンCEOはその時期は明言しませんでしたが、就航の際には「今回のスタッフ、そしてこれまでシンガポール航空でも日本では予定通りきちんと動く準備はいつも安心できる。拡大していきたい路線の1つ」と意欲を示しています。

ニュース画像 2枚目:関空に急遽、787-9の停止線を用意
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関空に急遽、787-9の停止線を用意

スクートの787-9はシンガポール航空が発注済みの機材を、ボーイングとの契約を切り替えて受領したものです。製造ライン上は、6機が787-9、7機目から787-8が製造されることとなっており、その見通しは2015年早い段階までに787-9が製造完了する予定です。こうした製造状況を受け、スクートでは787-9の6機は現在の777-200の入れ替えし、新路線は1、2程度にとどめます。スクートでは2機種目となる787-8を受領後、新規路線の開拓にも力をいれます。

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