スホーイ、西ヨーロッパ初のSSJ-100は納入延期 追加型式証明の取得で

スホーイ、西ヨーロッパ初のSSJ-100は納入延期 追加型式証明の取得で

スホーイ・シビル・アビエーションは2015年3月2日、ベルギーのVLMエアラインズへ納入するスホーイ・スーパージェット100(SSJ-100)について、当初の2015年4月納入を延期し、2016年7月から9月の第3四半期に後倒しすると発表しました。スホーイでは、SSJ-100で追加の型式証明を取得する必要があるためと説明しています。

スホーイは2015年末までに、長距離を運航できる仕様のSSJ-100についてヨーロッパ航空安全庁(EASA)から承認を得るとしています。この要望はVLMエアラインズがスホーイに要請したもので、VLMエアラインズが運航するにはEASAから耐空性の認可が必要だと判断されました。

さらに、スホーイはVLMからのいくつかの要望を満たすため、いくつかの設計変更を行い、承認を取得する作業を進めます。こうした作業により、引き渡しは2016年になります。

ベルギーのVLMエアラインズは西ヨーロッパを拠点にする航空会社で初めてSSJ-100-95LRを導入する会社となります。2014年10月にこの契約が発表されており、イリューシン・ファイナンス(IFC)がこの機材をリースし、VLMはオペレーティング・リースで2機を当初に導入する計画で、さらに2機をリース、10機を購入するオプション契約を結んでいます。

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