機雷戦システム完備のMCH-101、海上自衛隊に初納入される

機雷戦システム完備のMCH-101、海上自衛隊に初納入される

ニュース画像 1枚目:海上自衛隊に納入されたMCH-101。後部カーゴランプに見えているのがAN/AQS-24A。
© AgustaWestland
海上自衛隊に納入されたMCH-101。後部カーゴランプに見えているのがAN/AQS-24A。

アグスタウエストランドと川崎重工は、2015年3月10日、航空対機雷戦(AMCM : Airborne Mine Counter Measures)システムを搭載したMCH-101ヘリコプター「8656」を、初めて海上自衛隊に納入したと発表しました。

川崎重工の岐阜工場で2月27日に納入式が行われ、「8656」は岩国基地の第51航空隊にデリバリーされ、2016年の運用開始を目指して評価試験が行われます。

MCH-101に搭載されるAMCMシステムは、ノースロップ・グラマンのAN/AQS-24A機雷掃討システムとAN/AES-1レーザー機雷探知システム(ALMDS)で構成されます。AN/AQS-24Aはサイドスキャン・ソナーとレーザー・ラインスキャナーを備え、沈底機雷と係維機雷などを発見し、位置を特定します。AN/AES-1はパルスレーザーとストリークチューブ・レシーバーで海面近くの機雷を探知します。

AN/AQS-24Aを搭載できるのは、シコルスキーMH-53Eとアグスタ・ウエストランドAW101(MCH-101)の2機種だけです。

今回納入されたMCH-101は、川崎重工が海上自衛隊向けにライセンス生産する13機のMCH-101/CH-101のうちの8番目、MCH-101の6号機です。

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