ANA決算、売上高9.1%増の1.7兆円 国内線6,833億円 国際線4,683億円

ANA決算、売上高9.1%増の1.7兆円 国内線6,833億円 国際線4,683億円

ANAホールディングスは2015(平成27)年3月期連結業績(2014年4月1日~2015年3月31日)を発表、グループ連結売上高は前年度比109.1%の1兆7,135億円、営業利益は138.7%の915億円、経常利益は156.4%の671億円、純利益は207.8%の392億円となりました。

国内線旅客事業では、収入は前期比101.2%の6,833億円でした。羽田や伊丹発着路線を中心とした増便を行い、7月から伊丹、新千歳発着の青森線、冬スケジュールで羽田/名古屋線を新規開設しました。また、「旅割」運賃の水準をきめ細かく見直し、需要喚起に努めています。供給量は有効座席キロベースで前年同期比1.4%減、需要は有償旅客キロベースで1.9%増、有償座席利用率は64.1%と前年同期から2.1%ポイント増となりました。

国際線旅客事業は、収入が前期比118.5%の4,683億円でした。羽田空港発着枠の拡大により、ロンドン、パリ、ミュンヘン、ハノイ、ジャカルタ、マニラ、バンクーバー線と7路線を新設、フランクフルト、シンガポール、バンコク線を増便し、事業規模を拡大しました。成田発着ではデュッセルドルフ線を新規開設し、運航ダイヤを調整するなど、成田、羽田のデュアルハブ戦略を推し進めました。また、ラウンジの増設、拡張、上級クラスでフルコースメニューの提供、機内エンターテイメントの拡充などサービス面の強化もはかっています。供給量は有効座席キロベースで前年同期比19.4%増、需要は有償旅客キロベースで16.4%増、有償座席利用率は72.0%と前年同期から1.8%ポイント減となりました。

2016(平成28)年3月期連結業績は売上高1兆7,900億円、営業利益1,150億円、経常利益900億円、純利益520億円と予想しています。このうち、ANAは、国内線の需給適合を強化し収益性を確保、国際線は首都圏デュアルハブモデルを進化させ、海外での販売力を強化します。

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