ノルディック・グローバル・エア、5月末で運航停止 フィンエアーが決定

ノルディック・グローバル・エア、5月末で運航停止 フィンエアーが決定

フィンエアーは2015年5月8日、同社傘下の貨物専用の航空会社、ノルディック・グローバル・エアラインズ(NGA)の運航を2015年5月31日付で運航停止すると発表しました。この運航停止により、フィンエアーの貨物便運航への影響、財務面での影響はほぼないとしています。

NGAは2011年に設立された貨物専業の航空会社で、MD-11Fを使用しています。同社は貨物専用機で、低価格で4大陸を結ぶ運航を行ってきましたが、貨物輸送価格が低下し、輸送量が想定を超える量となっていることから、運航停止は避けられなかったとしています。

フィンエアー・カーゴはNGAの株式40%を保有しているほか、ネフ・キャピタル・マネジメント(Neff Capital Management)、ダケン・キャピタル・パートナーズ(Daken Capital Partners)などが株式を保有しています。設立した2011年から2014年まで、フィンエアーはアジア向けにNGAをリースし、運航しました。フィンエアーはA350の導入に伴い、旅客便の貨物スペースを利用したベリーカーゴの容量が増加することから、こうした旅客便を活用すると説明しています。

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