エディハド航空は2015年5月18日、航空業界のIT技術団体SITAの荷物輸送システムを採用しました。エディハド航空は自社の荷物の遅延がウィークポイントであったとし、改善に努めていました。SITAの導入によって、誤った荷物の受け渡しや遅延が減らされると説明しています。
荷物のデータはSITAを通じ、エディハド航空のクルー、空港職員に共有することも可能で、将来的には乗客にもスマートフォンにインストールされたアプリで情報提供ができるようになります。この機能を使い、輸送中のどの段階でも荷物の位置を追うことが可能になり、仮に遅延が出た場合でもすぐにその状況を乗客に知らせることができます。
SITAは現在200以上の空港、500以上の航空会社に採用される荷物管理、追跡システムを提供しており、航空会社間の荷物の受け渡しにも間違いのないよう管理され、誤った荷物の受け渡しも2007年に比べ2014年は減少しています。250億個の荷物情報が航空会社のコントロールシステム間を行き交い、2800以上の空港の位置情報が荷物の追跡に使用されています。
詳しくは、SITA、またはエディハド航空のウェブサイトを参照ください。