アメリカ国防安全保障協力局(DSCA)は、2015年5月20日、国務省がサウジアラビアへ、MH-60Rマルチミッション・ヘリコプターと部品、サポートなどを、対外有償軍事援助(FMS)で輸出することを承認したため、この輸出案を議会へ報告しました。
サウジアラビア政府はMH-60R 10機とAPS-153(V)マルチモード・レーダー14基、T-700 GE 401Cエンジン24基、AGM-114Rヘルファイア・ミサイル38基、アビオニクス各種、部品、訓練、各種サポートなど推定19億ドル分の輸出の可能性をアメリカ政府に打診しています。
サウジアラビアは、中東地域におけるアメリカの重要なパートナーであり、海洋安全保障を強化することが期待されます。輸出はアメリカの国益と一致し、地域の軍事バランスを変えないと評価しています。